人間関係論 ペーシング

人間関係論の中のペーシングについて説明します。

ペーシングについては一般的なことなのでご存じの方も多いかと思います。

前回人を好きになるメカニズムの説明の中で自分に似た人を好きになるということを説明しました。

そのため相手に無意識状態でもこの人は自分に似ていると思ってもらったら好きになってもらえる可能性が高まるということです。

そのために相手の呼吸や話す速度などを相手のペースに合わせていくことをペーシングと言います。

合わせる内容は何でも良いです。一緒に歩いているなら歩くペースを合わせますし、一緒に作業をしているのであれば作業のペースを合わせます。

その中でも呼吸をしていないという状況はほとんどないと思いますので相手の呼吸に自分の呼吸を合わせるのがどんな場面でも使いやすいペーシングです。

ただし、慣れないうちは相手の呼吸のペースを見分けるのが難しいかもしれません。

黙って相手を観察できる環境であれば良いですがほとんどの場合は相手と話しながらとか何かをしながら呼吸を見極め、呼吸を合わせるということが必要かと思いますので最初のうちはかなり練習が必要になると思います。

最初は事情を話せる友人などに協力してもらいながら、お互いに練習するのが良いでしょう。

逆に慣れてくると意識せずに出来るようになりますし、ペーシングの理論を知らない人でも気の合うもの同士は自然に呼吸のペースが合っています。

ペーシングは基本的な技術ですがあらゆる場面で応用できますし、その発展形でもあるリーディングにも使う技術なので必ず習得しておいてください。

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