浄化法のうち、ろうそくを使った火の瞑想を紹介します。
火の瞑想は難しいことは何もなく、ただぼうっと火を眺めるというだけのものです。
人間は火を扱うことになってから飛躍的に文明が進歩したともいわれています。
火は次元上昇の象徴でもあり、あらゆるものを焼き尽くす浄化の象徴でもあります。
今もキャンプなどで焚火を眺めるのを好む人がいますが、無意識のうちに火の浄化を行っているわけです。
昔であればかまどなどで日常的に火を眺める機会がありましたが、最近ではコンロすら電気になっているところも多く、火に接する機会が極端に減っています。
そのため意識的に火を眺める機会を定期的に作れるようにしたほうが良いです。
ガス火でも効果がないわけではありませんが、炎独特の揺らぎが意識を覚醒させる効果があるので、現代ではろうそくの炎を眺めるのが一般的です。
もちろん薪ストーブがあったり、身近で焚火が気軽にできる環境であればそれでも良いです。
落ち着ける環境で炎を眺め、深呼吸してリラックスします。
眺めている炎がイメージの中でスーッと身体の中に入っていき、自分の中の邪気、悪想念を焼き尽くしていくことをイメージします。
ろうそくのような小さい炎の場合は眉間から脳の奥に炎が入っていき、自分の中の悪いものをすべて焼き尽くしていくようにイメージします。
十分に邪気が燃やし尽くされ、すっきりした感じがしたら「ありがとうございます」とお礼を述べて瞑想を終了します。
非常に単純な瞑想ではありますが、普段火を見る機会が少ない人ほど大きな効果が望めると思います。
注意点としてはリラックスして変成意識に入りやすいので現実的な火災には十分気を付けてください。
ろうそくを不安定にしない、周りに燃える素材を近づけないなど、万が一急に地震が来ても火災につながらないような環境で行うようにしましょう。
またイメージで火を近づけたつもりが実際に自分がろうそくに近づいており、前髪を焦がしたという人もいました。
人によってはリラックスして変成意識に入ると夢(イメージ)と現実の区別がつかなくなるという体質もあるので十分注意して行ってください。
可能であればろうそくは余計な色のついていない白色のものが良いです。
赤いろうそくでエネルギーをあげる瞑想をしたり、金色(黄色)のろうそくで金運アップの瞑想などもありますが基本的にはしっかり浄化をして魔力ロスをなくし、基礎魔力を高める訓練が出来ていればどんな願いも自然と叶うようになるのでそういった細々した魔術は必要ないと思います。
また選びにくいかもしれませんが極力混ぜ物のないろうそくを選ぶようにしましょう。
よほど自分が気に入っているものならよいのですが、香料などが入っているものはかえってリラックスしにくくなる上に、その匂いが人工的に合成されたものである場合(大抵のろうそくがそうなのですが)化学物質が燃えて蒸発する際に吸い込んでしまう可能性が高いのでおススメ出来ません。
その他には特に注意点もないのでリラックスして楽しんで行ってください。