魔力基礎講座その2

魔力とはあらゆるものに変換できる基礎エネルギーのことです。

あらゆるものとは文字通りあらゆるもので、例えばお金もエネルギーであり、知識もエネルギーであり、人間の体そのものもエネルギーです。

つまり十分な魔力さえあればいくらでもお金を手に入れることが出来るし、あらゆる知識を得ることが出来るし、極端な話人間を作り出すことも出来ます。(それを成すには天文学的な魔力が必要なうえあまり意味がない行為なのでやる人はいないと思いますが)。

それゆえ魔術を行使する時に限らず、普通に生活をするうえでも魔力を高めておくのが重要であり、何も意識しないでも幸せに生きている人間はたいてい魔力量のコントロールが生来的に上手である場合が多いです。

この講座は魔術師養成講座なのでこの力を「魔力」と呼んでいますが、一般的には単に「エネルギー」と呼ばれたり「マナ」と呼ばれたり、「気」と呼ばれたりしています。

もちろんここでは引き続き魔力という呼び方に統一します。

魔力は生まれた時に一定量を与えられてそれを使い続けながら人は生きていると考えられます。

そして魔力を使い切ってしまった瞬間に人は死にます。

ただし、通常は使い切る前に何らかの方法で補給することになります。

補給すらできず魔力を使い切った状態が「寿命」です。

そのためどんな時にどのぐらい魔力が消費されるのか、どんな時にどのように魔力が回復するのか、総量が増えていくのかを出来るだけ正確に把握するのが魔術師になる第一歩となります。

もちろん魔力は目に見えないものですし、現在では正しく数値化することも困難ですので魔力量の上下を正確に把握するということ自体が難しいことなのですが、一つ一つの項目については日常的なことでもあり、誰でもわかるようなことですので魔術師の基礎の基礎として少しずつ学習していっていただければと思います。

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