人間関係論 リーディング

今日は人間関係論の中のリーディングについて説明します。

魔術論の中でリーディングというと前世や未来を読んだり、相手の気持ちを読む、リーディングを思い浮かべる方が多いかと思いますが今回お話しするのは人間関係論で相手を導く、リードするという意味のリーディングです。

前回、前々回とペーシング、ミラーリングについてお話ししました。リーディングはその発展形になります。

ペーシングおよびミラーリングを続けていくと自分と相手が同調してきます。

最初はこちらが相手にペースや動作を合わせていたのですが、同調が進むとこちらがペースを変えたりすると相手もそれに合わせてペースを変えるようになります。

これを利用して自分のペースに相手を巻き込んでいくのがリーディングです。

分かりやすい例で言うとクレーム対応などによく使われる手法でもあります。

クレームを言ってくる人は最初は怒っていたり、興奮していたりすることが多いと思います。

それに対して最初はペーシング、ミラーリングを行います。と言っても同じように怒るのではなく、しっかりと話しを聞きながら相手の呼吸や話すペースに合わせていくのです。

しばらくすると自然にペースが合ってくるのが分かると思います、ある程度同調してきたなと感じたところで自分の呼吸を少しずつゆっくりにしていくと相手の呼吸もゆっくりになり落ち着いてくるという感じです。

これに慣れてくるとどんな相手でも話しを合わせられるようになりますし、自分の思った通りの方向に話しを持って行ったり、行動してもらったりすることが出来るようになります。

相手を魅了する魔術の初歩の初歩といったところなのでしっかりと実践して身に付いておいてください。

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