満月の祈り

9月21日は中秋の名月です。

一年でもっともよく月が見える時と言われています。

満月の祈りは中秋の名月でなくてもできますが、気候的にもよい時期ですのでこれを機に覚えていただくと役に立つと思います。

月は人間の肉体とも同調率が高く、物理的にも影響力が高いです。特に女性は月の周期に左右されやすいので実感しやすいでしょう。

一方魔力的に見た月の役割は一面的ではありません。

月は満月のときと新月のときでまったく違う力を発揮します。

特に満月についてはエネルギーが高いだけに取り扱いを間違えると危険を伴います。

ルナティックという言葉がありますが月の魔力は人間の負の部分を刺激する側面があります。

それが強く出すぎると犯罪や自分のみを破滅させるような欲望に溺れるような出来事を引き起こします。

そのため慣れないうちは満月を直接見て祈るのはやめた方がよいです。

ではどうすればよいのかというと何かに写してみるという方法がおススメです。

たとえば池に移った月を眺めながらお祈りをするというような感じです。

ただし、場所によっては夜に池に近づくのも危険な場合があります。

イメージの中でお祈りをするのがもっとも安全です。

満月を自分の目の前に抱いているようなイメージをしながら自分の願望を願います。

月の魔力は現実的な問題に働きやすいので現実的な願いをするのもよいですが、先述したように欲望を喚起しやすいためあまりのめり込み過ぎない、過大な願いをしすぎないことが大切です。

魔術師的に言うと具体的な願いをするよりは自分の魔力の増大を願うのが一番よいです。

自分の魔力であればコントロールがしやすいですし、そこで増大された魔力を自分の意思で方向付けし、具体的な願いをかなえていくのが魔術師たる醍醐味です。

そして勘の良い方はすでにお気付きかと思いますがイメージでするならば別に満月の日にしなくても効果を発揮するのではないかということです。

結論から言うとそのとおりで満月の祈り(そして新月の祈りも)は満月の日に限らずいつでもすることが可能です。

ただし、現実の満月の日に行うことで物理的にも満月のエネルギーと感応できるので効果が高いのは事実です。

初めて行うときは特に満月の夜がやりやすいので中秋の名月であるこの時期にぜひ試してみてください。

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