もう一つ大きく魔力を消費する原因として感情の変化が挙げられます。
これは後で述べる対人関係とも大きく関わってきますが、ひとまずは自分の中の感情に目を向けてみましょう。
悪いことや悲しいことが起こって気持ちが落ち込んでいる状況は魔力が消費され、魔力総量が文字通り落ち込んでいる状態といえます。
これは非常にわかりやすいですが怒っているときや興奮しているときも大量に魔力が消費され、無駄に発散している状態です。
さらに喜んでいるときや感動しているときにも魔力は消費されています。これは一般的にはポジティブな反応と言われるので理解しにくいかもしれませんが純粋な魔力量という意味では感情の変化に伴い消費されている状態です。
ただし、運動のときと同様喜びや感動は魔力が高まる要素も含んでいるため、プラスマイナスの収支で見ることが必要です。
つまり魔力を感情に変換しているということであり、魔力という観点でいうとあまり極端な感情の変化はないほうが魔力管理の上では良いと言えます。
ただし、これはすべての感情を捨てて、無感情人間として生きようという意味ではなく、適切な喜びや悲しみを感じつつも大きく精神がぶれないようにしていくということです。
また十分な魔力量が確保されてくれば多少感情に魔力を消費しても問題なくなりますので、まずは十分な魔力量を確保するところを目指すと良いでしょう。
また上級講座では感情となり消費された魔力を取り戻す法なども解説するつもりです。