前回の「いただきます」に続き、「ごちそうさまでした」も日本人の生活に溶け込んでいますがとても大切な概念です。
こちらも元になった和歌があるのでそちらから紹介します。
「朝宵に 物喰ふごとに 豊受の 神の恵みを 思へ世の人」
(あさよいに ものくうごとに とようけの かみのめぐみを おもえよのひと)
大意→毎朝毎晩毎日の食事の度に、豊受大神様の恵みを思い起こしなさい
現代日本では食事に困るということはほとんどなくなりましたが人類の歴史からすると毎日食べるものに困らないというのは非常にありがたいことです。
そのことに関する感謝をしっかりと思い起こして、また命をささげてくれた食材に対してありがたい思いで「ごちそうさまでした」と心をこめて口に出して唱えるようにしましょう。
その際にしっかりと合掌し、食材への感謝、自然の恵み、食事を用意してくれた人たちなどできるだけ広い範囲までイメージングをしながら唱えるようにするとより効果が高くなります。
また食べたものが魔力に変換されていくというイメージを同時にするようにしましょう。
これについては食べ方として別項目でもう少し詳しく説明します。